先日、オンラインでカウンセリングに来られたお母さんのお話です。
3歳の男の子のお子さんを育てている方でした。
「私なんかが母親でいいのかなって、ちゃんと母親としてできているのかなって思うんです。」
お話を聞くと
そのお母さんは、本当に一生懸命な方でした。
毎日ごはんを作り、外遊びや習い事の付き添い、絵本を読み、寝かしつけ。週末もワンオペ。
子どものことを大切に思って、精一杯やっているのが伝わってきました。
でも、子どもが思うように動いてくれなかったり、癇癪を起こしたりすると、
「私のせいだ」「ちゃんとできていないのかも」「私がしっかり見てないからだ」とすぐに自分を責めてしまう。
さらに周りの楽しそうに子育てしているママと比べては落ち込み、
頭の中にはいつも「私でいいのかな」という言葉が浮かんでしまうのだそうです。
話を聞いていて、ふと思ったことは、
子育ての“自信”ってどこからやってくるんだろう?と思いました。
誰だって子育ては手探りです。
同じお母さんから生まれた兄弟であっても、それぞれ全く違う人格を持っています。
だから『これで絶対に大丈夫!』という確かな自信を持つこと自体、実はとても難しいことなのかもしれません。
「子どもにとって一番必要なのは、完璧にできるお母さんではなく、
いつも自分を見てくれ、“安心してそばにいられるお母さん”なんです」
ご飯が豪華じゃなくても、部屋が少し散らかっていても、ちょっとぬけていても、不器用でも大丈夫。
自分と泣いたり笑ったり怒ったり、いろんな感情を一緒に共有し過ごしてくれる存在こそが、
子どもにとっての大好きな母親だと思います。
その方とは一緒に「小さなできた」を探してみました。
- 子どもの好きなごはんをつくった
- 子どもが笑ってくれた
- 叱ったあとに、二人で落ち着いて話せた。
- カウンセリングに申し込んで自分の気持ちを話せた。
こうやって一つ一つ書き出してみると、
「私、頑張ってる」と気づける瞬間があります。
私は、悩んでいる自分をどうにかしたい。子どものために自分を変えたいと
カウンセリングに申し込んだ彼女の強い思いと行動力が素晴らしいと思いました。
すでにカッコいいお母さんだと思います。
大丈夫、ゆっくり進みましょう。今日出来たこと、一つ一つ褒めていきましょう。
「私なんかが母親でいいのかな」と感じる気持ちは、
それだけ子どもを大切に思っている証拠です。
ひとりで抱え込むと苦しくなるけれど、
安心して気持ちを話せる場所があれば、少しずつ心が軽くなっていきます。
完璧じゃなくていい。でこぼこの方が面白いかも。
“あなたらしいお母さん”でいることこそが、子どもにとっての一番の宝物です。