こんにちは。カラフル代表の平野杏奈です。今回は子どものことを一生懸命に考えることも大切だけど、親自身が自分の心と身体を考えることもすごく大切であることをお話したいなぁと思い書いています。
毎日、幼稚園の子ども達の持ち物を見ていると、その子の好きなキャラクターや好きな色、幼児が使いやすいデザインのものなどが用意されており、子ども達は愛着をもって使用しています。「あぁ保護者がその子のことを思って用意してくれたんだなぁ」と保護者の愛情を感じます。
きっと買い出しに行く時も「これを食べたいって言ってたから買っておこう」とか「野菜を食べて欲しいから・・」「靴に穴が空いてたな」「ノートが必要って言ってたな」・・・など例えを挙げればきりがないほど我が子のことを考えていると思います。きっと意識して考えなきゃと思っているわけではなく無意識に考えていることの方が多いと思います。
親はどんなに忙しくても常に我が子のことを考えて生活しているのではないでしょうか?
だからこそ、時には自分自身のことを意識して考えてあげる時間をつくってほしいと思います。
親自身がリラックスすることは、家庭の雰囲気や子どもの心の安定に大きな影響を与えます。忙しい日々の中で、
親が自分を大切にする時間を持つことは決してわがままではなく、むしろ家族全体の幸福につながる重要な要素です。
親がリラックスすることの大切さについて、脳科学や心理学の視点からご紹介します。
まず 親のストレスが子どもに与える影響とは?
研究によると、親のストレスレベルが高いと、子どもへの関わり方が厳しくなりやすい傾向があります(Belsky, 1984)。また、ストレスホルモンであるコルチゾールが長期間高い状態が続くと、感情のコントロールが難しくなることがわかっています(Gunnar & Quevedo, 2007)。
もうキャパオーバーなはずなのに、我が子の為に何かしてあげようとしていませんか? そんな時ほど期待していた子どもの姿が見られなかったり、他の親のようにできない自分を見るとイライラしてしまいます。結局、我が子を思っているはずなのに、つい怒鳴って怒りをぶつけてしまう。自己否定をしてしまう。全然充実した時間じゃなくなってしまう。そんな時ありませんか?
脳科学の観点から見ると、ストレスが高まると扁桃体(感情を司る部分)が過剰に反応しやすくなり、子どもへの関わりが感情的になりやすいことが分かっています(Davidson & McEwen, 2012)。一方で、リラックス状態では前頭前野(理性や共感を司る部分)が活発に働き、冷静で優しい対応がしやすくなるのです。
だから知って欲しい 親がリラックスするための方法
親が意識的にリラックスする時間を持つことは、家庭全体の雰囲気を安定させるうえで重要です。忙しい日々の中でも、以下のような方法を取り入れることで、ストレスを軽減しやすくなります。
- 1日5分でも自分の好きなことをする時間を持つ。
- 深呼吸や軽いストレッチを取り入れる。
- 誰かに話を聞いてもらう。
- 自然の中を散歩する。
カナダの研究(Stack & Lucyshyn, 2019)では、親が自分のメンタルヘルスをケアすることで、子どもの情緒的安定にも良い影響を与えることが示されています。親が穏やかでいることは、子どもの心を安心させることにも繋がります。
最後に
子どもにとって母親と父親は心の安心基地です。親が子どもの笑顔になることを望むように、子どもも母親、父親が笑顔でいることを望んでいます。 でもずっと笑顔で子育てしていくことはできないと思います、もちろんそうありたいけど、現実はそうとはいきません。だからこそ面白いとも感じますし、壁を乗り越えるたびに家族の絆も強くなっていくと思います。喜怒哀楽を感じる経験があるから人として大きくなっていきます。
だから時には立ち止まって今の自分の気持ちを確認してください。「「怒」が多くなっていないかな? 楽しくないなぁ」と感じた時は、リラックスする時間を自分のため、家族のためにつくってくださいね。