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大変な時に頼らなくてどうする!子育ってて大変なんだ!

「大丈夫です」「なんとかなってるので」
そう言いながら、誰にも弱音を吐かず、笑顔で子どもと向き合っているお母さん。
その姿は本当に尊く、強く、かっこいいと思う時と、自分の心をすり減らしすぎてないかなぁと心配になる時があります。

本当は限界まで頑張っているのに、「助けて」「辛いんです」と言えない。
ずっと子どもに共感して、子どもがやりたいことをやらしてあげて、家事も習い後の送迎も外遊びも、
子どもの為に一生懸命にやる。
子育てが大変だと感じることは、“母親としての甘え”であり、周りはできていることだから“自分も”と思えてしまう。

「ちゃんとしなきゃ」で自分を追い詰める

「周りに迷惑をかけちゃいけない」これは、日本人の母親がよく言葉にしやすいです。
母親自身も子どもの時から親や先生から言われ続けてきた言葉ではないでしょうか?
でも、その根っこにあるのは「子どもを守りたい、困らないように」という深い愛情から。

心理学では、このように自分の感情を後回しにして他者を優先し続ける状態を「自己犠牲的思考」と呼びます。
短期間なら問題ありませんが、続くと心が疲れ、やがて心のバッテリー切れを起こしてしまいます。
そうなると、イライラが増えたり、涙が止まらなくなったり、何も考えたくなく楽しめなくなることも。

子どもには「困ったら言ってね」と伝えているのに

ちょっと立ち止まって考えてみてください。
もし、あなたの子どもがつらいのに、誰にも「助けて」と言えずにいたらどうしますか?

子どもには「困ったらママや先生に伝えてね」と教えている。
けれど、じゃあ、お母さん自身が困っている時は、誰に話すのでしょうか?

大人も同じ。困ったら誰かに話してほしい、頼ってほしい。
しんどい時に「助けて」が言えないまま抱え続けると、心がどんどん硬くなっていきます。
そしていつの間にか、「笑う」「嬉しい」と感じる余裕まで少しずつ削られていってしまうのです。

覚えててください、子どもが嬉しいのは母親の楽しそうな笑顔です。子どもにとっても母親は大切な人なんです。

頼ることは、弱さではなく「勇気」

心理学の研究でも、社会的サポート(他者からの支援)を受けている人ほど、ストレスが軽減され、回復力が高いことが分かっています。つまり、「助けて」と言えること自体が、立派な自己調整力なのです。

誰かに話すことで、気持ちが整理されたり、
「ちょっと休憩しよう」と思えることで、心の中に少し“余白”が生まれます。

「できない、やりたくない」日があってもいい

毎日完璧に笑顔でいる必要なんてありません。
しんどい日は「疲れたね」「今日はもう無理」「休憩が必要なんだぁ」と言ってもいい。
お母さんも自分と同じなんだ、子どもはちゃんと感じ取っていきます。
お母さんが自分にしてくれたように、子どもも、お母さんの役にたって喜んでほしいと思っています。
子どもに「頼らせて!」「困っているから手伝ってほしい」「助けて」とお願いすることも子どもの成長に繋がります。

最後に
あなたが困っているなら頼って欲しい

カウンセリングに来られるお母さんの多くが、
「もっと早く話していればよかった」「ずっと話せなかった」「話しちゃいけない思っていた」と言います。
それは、誰かに頼ることは弱さであり、母親としてダメなのではないかという思い込みから。

子育ては「母親一人の力」でできるものではありません。むしろ母親一人なら子どもの世界は狭くなります。
子どもは、社会全体で育てるものです。
あなたが少し肩の力を抜ける場所を見つけることが、子どもの安心にも成長にもつながります。

大変な時に頼らなくてどうする!
人を育てているんだ、どれだけすごいことで、大変なことか、できて当たり前じゃないんだ、
分からないことだらけなんだよ!

あなたが誰かに「助けて」と言えた時、
きっとその姿が、“助けを求めてもいい”ということを子どもに伝える一番の教育になるはずです。

いつも子育てを頑張ってくれてありがとう。いつも子どもを愛してくれてありがとう。
母親でいてくれてありがとう。

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