「学校で何があったの?」「今日はどうだった?」
そう聞いても、「べつに」「ふつう」「わかんない」と返ってくるばかり…。
子どもがなかなか話してくれないと、親としては子どもの状況が分かりづらく心配になりますよね。
でも、話してくれないのには、ちゃんと理由があります。
それは、「信頼していないから」でも、「親に関心がないから」でもありません。
もしかしたら子どもが話さないのは、こんな理由があるかもしれません
うまく言葉にできない
→ 子どもは、自分の体験や気持ちをまだ言葉にする力が十分ではありません。
「なんかイヤだった」「もやもやした」そんな感覚はあっても、どう説明したらいいか分からないことが多いです。
話しても否定されると思っている
→ 過去に「それくらいで泣かないの」「そんなこと気にしないの!」と言われた経験があると、
「どうせわかってもらえない」と感じてしまうことがあります。
親に心配をかけたくない
→ 子どもなりに「話したらお母さんが困るかも」と気をつかっていることも。
思いやりがあるからこそ、あえて話さない選択をしている場合もあります。
今は話すタイミングじゃない
→ 自分の中でまだ整理がついていないときは、あえて沈黙を選んでいるだけ。
信頼しているからこそ、「落ち着いたら話そう」と思っていることもあります。
話すほどのことがない、と感じている
→ 「友達と楽しく遊んだ」「特に変わったことはなかった」――そんな“いつも通り”の一日。
子どもにとっては、満たされているからこそ、「あえて話すまでもない」と思っている場合もあります。
これは、今の環境が落ち着いていて、安心して過ごせている証拠でもあります。
大切なのは、「話させること」ではなく、「いつでも話して大丈夫だよ空気」
子どもが心を開くのは、「安心して話せる」と感じたとき。
たとえ今すぐに話してくれなくても、「あなたの話を聞くよ」「どんな気持ちも大事に思ってるよ」というメッセージを、日々の関わりの中で伝えていくことがとても大切。
たとえば――
- 無理に聞き出さず、そっとそばにいる
- 子どもが話したときには、反応より共感を大切にする
「話させる」のではなく、「話しても大丈夫なんだ」と思える空気をつくること。
さらにもうひとつ。
「会話」そのものを目的にせず、何か一緒に作ったり、体を動かしたりしているときも、子どもは自然に口を開きやすくなります。
たとえば――
- 一緒に料理をしているとき
- 公園を散歩しているとき
- 買い物をしているとき
- 何かの「作業」を共有しているとき
同じ目的を持って横にいる時間は、「話さなきゃ」というプレッシャーがなく、
ふとした瞬間に「そういえばね…」と口が開く、不思議な力を持っています。
互いに落ち着いている状態で会話ができるといいですね。
最後に、
子どもが話してくれないとき、親はとても不安になりますよね。
「私の接し方がいけないのかな」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、子どもが「話さない」を選んでいるときも、あなたのことをちゃんと見ています。
話さなくても感じている、あなたの優しさ、気づかい、まなざし。
それは、ちゃんと届いています。
大人は子どもが「話してくれない」と焦るのではなく、話しやすい空気をつくりながら
子どもの話すタイミングを少し待ってあげてくださいね。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。